カリキュラム
専門分野

看護の対象とはどのような人々なのかを理解するために、人生の様々なステージにおける成長発達、成熟、老化などの身体変化、ライフイベント、さらには健康の破綻と回復プロセス、障害と共に生活することなど、人間の健康生活に影響を与える様々な要因について学びます。看護の対象をかけがえのない存在としてとらえ、幸福と健康へのニーズを満たすため、看護専門職として必要な看護の知識、及び科学的根拠に基づいた看護技術、倫理的な態度を身につけます。

基礎看護学

朝起きてから寝るまで、いままで普通にできていたことができなくなったらどうしますか?
基礎看護学では、いつもの生活が送れるように支援するための援助技術を学びます。私たちは相手の気持ちになって考えることを大切にし、少しでも患者様の気持ちが安らぎ、心地よく感じていただけるような援助が提供できる事を目指しています。理想の看護師に向かって、共に学んでいきませんか?

基礎看護学

地域・在宅看護論

近年、社会情勢の変化(少子高齢化社会・疾病構造の変化・在院日数の短縮)や人生の終焉、終末期を住み慣れた自宅で迎える高齢者や障害者も増加傾向にあります。その方々の生活や人生の価値観を最優先した地域医療・在宅看護のニーズが高まっています。在宅看護は、健康問題をもちながら、住み慣れた自宅で生活する人々とその家族を対象として行なわれます。
地域・在宅看護論では対象のQOL(生活の質・人生の質・生命の質)の向上をめざす為の看護活動の方法を、講義・演習・実習で学んでいきます。

在宅看護論

成人看護学

大人として生きていく過程の特徴を理解し、健やかな生活を営み健康を回復する為の看護の方法を学習します。
また、病める人の命を見守り、共に寄り添い相互に支え合う暖かい看護について人とのふれあいから学べる臨地実習も大切にしています。
そして、自らが「おとな」として成長し自律した看護師への夢と希望を実現できるよう、細やかな指導によってそれぞれの個性を育みます。

成人看護学

老年看護学

今、日本は超高齢社会となっています。その中で1990年「成人看護学」から「老人看護学」として独立し、1997年には「老年看護学」と改称されました。
このような背景から社会が看護師に求めているものの大きさを感じます。
老年期にある対象を「長い人生を歩んできた、かけがえのない存在」として受け止められるよう、学生を育んでいきたいと思っています。
老年看護について一緒に学んでいきましょう。

老年看護学

小児看護学

少子化が進む中、児童虐待や不登校、小児医療の縮小など、子どもと家庭を取り巻く環境は厳しさを増しています。その中で子どもの健やかな成長・発達の為には何ができるのでしょうか?小児看護学では入院中の子どもだけでなく、様々な場面の健康レベルの子どもを対象に、最善の看護を提供できるように、知識・技術を学んでいきます。子どもたちの笑顔のために、ともに学びましょう。

小児看護学

母性看護学

皆さんは「母性」という言葉を聞いて、どんなイメージをもちますか?
例えば、母親が赤ちゃんを抱いている様子かもしれません。
あるいは本能と答える方もいるのではないでしょうか。
母性看護学は「母性」という概念に始まり、女性のライフサイクルにおける性と生殖を理解し、次の世代へと生命を連続させていくための看護とも言えます。
女性・男性の立場からお互いを思いやり、命について考えていきましょう。

母性看護学

精神看護学

こころの健康の保持・増進の方法や、人間関係のありようを学び、こころの健康問題を抱えた方々と家族が心身や社会生活にどのような影響をうけるのかを考えます。その上で、必要な看護を具体的に学び、実習において実践能力が身につけられるように、精神看護学の学習内容・方法を組み立てています。
経験を通して、援助的なコミュニケーションとは何かを考えながら患者理解を深め、更に自己理解を発展させていくことを目標とします。

看護の統合と実践

基礎分野、専門基礎分野、専門分野を統合する看護基礎教育の集大成となる分野です。
看護の対象の状況に応じて、これまで学んだ知識・技術を活用し、統合し、実践できるように、より臨床現場に近い状況を設定して学びます。