日本医科大学の看護教育 100年の歴史

2021年(令和3年)に日本医科大学の看護教育は記念すべき100周年を迎えました。
1921年(大正10年)、日本医科大学の前身である日本医学専門学校の付属医院に看護婦講習科が設置されました。これが私たち日本医科大学の看護教育の始まりです。以来100年、私たちは看護を通じて人々の健康に寄与してきました。そしてその思いはこれからも続いていきます。

1921年
(大正10年)

日本医学専門学校本郷付属医院看護婦講習科設置(警視庁総監指定4.1)

日本医学専門学校は、医学教育機関として良質の教育を受けた看護婦の協力が必要であることに鑑みて、1921年(大正10年)、看護婦講習科を設置しました。日本医科大学の看護教育の始まりです。翌年には講習所と指定されました。


1926年
(大正15年)

日本医科大学付属医院看護婦講習所に改称

1926年(大正15年)、日本医学専門学校は日本医科大学として設立認可され、飯田町医院を第一医院に、付属本郷医院を付属第二医院に改称。それに伴い看護婦講習所も、日本医科大学付属医院看護婦講習所と改称されました。

遠足に学生が参加

1935
(昭和10年)

日本医科大学付属第一医院に看護婦講習所設置

1935年(昭和10年)、第一医院にも看護婦講習所が設置認可されました。当時の記録では、入学志願者181名、合格者30名(第一医院:20名、第二医院:10名)となっており、卒業後はそれぞれ教育を受けた医院に勤務しました。


1953
(昭和28年)

日本医科大学付属准看護学院開校

太平洋戦争の終結後、1948年(昭和23年)に「保健婦助産婦看護婦法」が制定されました。これに伴い、日本医科大学は看護婦講習所を閉校。そして1953年(昭和28年)、日本医科大学付属准看護学院が開校し、第1回の入学式が挙行されました。


1964
(昭和39年)

日本医科大学付属高等看護学院開校

1964年(昭和39年)4月1日、文京区千駄木の医学部校舎内に日本医科大学付属高等看護学院が設置認可されました。翌1965年(昭和40年)には、夜間定時制3年課程の付属高等看護学院別科を設置しました。


1972
(昭和47年)

日本医科大学付属第二高等看護学院開校

1972年(昭和47年)、のちの日本医科大学丸子専門学校となる日本医科大学付属第二高等看護学院が開校。前身は1953年(昭和28年)開校の准看護学院です。神奈川県で大学付属の高等看護学院の開設は初でした。


1978
(昭和53年)

日本医科大学看護専門学校に改称

1978年(昭和53年)、日本医科大学付属高等看護学院本科、別科が専修学校として認可され、それぞれ日本医科大学看護専門学校第一看護科、第二看護科に名称変更しました。


1987
(昭和62年)

日本医科大学看護専門学校第二看護科廃止

1987年(昭和62年)、定時制の第二看護科を廃止し、翌1988年(昭和63年)、看護専門学校第一看護科を看護専門学校看護科に名称変更しました。


1993
(平成5年)

日本医科大学千葉看護専門学校開校

1993年(平成5年)、千葉北総・印旛医療学園都市の最初の施設として、日本医科大学千葉看護専門学校が開校しました。同年4月12日、同校の開校式・入学式が行われました。


2000
(平成12年)

千葉看護専門学校、日本医科大学看護専門学校、丸子看護専門学校が統廃合

1999年(平成11年)に日本医科大学看護専門学校が閉校。築き上げた伝統と校風が日本医科大学千葉看護専門学校へ継承されました。翌2000年(平成12年)に日本医科大学丸子看護専門学校が閉校し、3校が統廃合される形で日本医科大学千葉看護専門学校1校になりました。


2005
(平成17年)

日本医科大学看護専門学校に改称

2005年(平成17年)に日本医科大学千葉看護専門学校は、校名を「日本医科大学看護専門学校」へと変更しました。


2021
(令和3年)

日本医科大学の看護教育が100周年を迎える

1921年に始まった日本医科大学の看護教育は、2021年に100周年を迎えました。
これまでの100年、そして次の100年へ。人々の幸福と健康に貢献する看護師の育成を続けてまいります。