健康管理及び臨地実習に関する当校からのお願い(2023年9月6日更新)

2023年9月6日

※赤字の部分が、前回の掲載から変更になった箇所です。

 当校では、学生自身が、将来、国家資格を得て人々の健康を支える職業に就くことを自覚し、その責任を果たせるように自ら学ぶことを期待しています。そのためには、各自の健康管理が欠かせません。以下をお読みいただき、看護学生としての心構えと共に学生生活に向けた準備を整えていただきますようお願い致します。

1.臨地実習について
 看護学校では、看護に必要な知識・技術・態度を学ぶための臨地実習は必修カリキュラムです。臨地実習の場は、病院やクリニックのほか、訪問看護ステーションや利用者の自宅、地域包括支援センター、介護老人保健施設、介護老人福祉施設、小学校や保育所、デイケアセンターなど多岐に及びます。これらの場には、病気治療中の患者さんや利用者さん、子どもやお年寄り、育児や介護にとりくむ家族、多忙な職業生活を送る成人、障害をもちながら地域に暮らす人など多様な人々がいらっしゃいます。
 看護学生が、臨地実習を通じて、これらの方々の健康維持増進への取り組みを援助し、看護師の役割について理解を深めることは、看護師になるための貴重な学習経験となります。したがって、臨地実習では学生自ら健康管理を行い、心身の状態をベストに整え、対象者に直接的に看護を提供する必要があります。自分自身が不健康であれば良い看護はできません。

2.健康管理について
 当校では、看護学生の皆さんに、日頃から食事・睡眠・運動・規則正しい生活を心がけることと、感染症予防を指導しています。入学に際しては、小児感染症(麻疹・風疹・水痘・流行性耳下腺炎)について抗体価検査をして頂き、必要に応じてワクチン接種をして頂きます。毎年秋には、インフルエンザ予防接種を学校で実施しています。また、新型コロナウイルス感染症については、ワクチン接種を推奨しています。感染症予防は自分自身の健康を守るため、また臨地実習の場では、対象者への感染を防止するためにも大切です。新型コロナウイルスのワクチン接種が可能になった2021年春以降、主な実習施設からは、看護学生も、医療従事者の一員としてワクチン接種済みであることが実習参加の必要要件として示されていました。現在は、5類感染症に位置付けが変更になったこともあり、ワクチン接種は必要要件では無くなっています。
 看護学生となる皆様には、臨地実習で受け持たせていただく患者さんや利用者さんの多くが、高齢者や基礎疾患のある方々であり、感染症にかかれば重症化リスクが高いことを認識して頂きたく思います。看護学生として、自分自身の健康管理と同時に、他者の健康を守る行動をとる必要性をご理解の上、ご協力下さいますようお願い致します。

新型コロナウイルスワクチンについては、厚生労働省HPの説明をお読みになり、保護者やかかりつけ医と十分相談のうえ接種して下さい。
小児感染症(麻疹・風疹・水痘・流行性耳下腺炎)の抗体価検査については、入学前の3月頃に説明文書をお送りします。